Wolf AliceのことはもともとSwim Deepにドップリはまってた２０１３年に、ボーカルのオジーの彼女のバンドってことで知って、その時はBros,She,Fluffy,Blushぐらいしか楽曲がなかったし、Swim Deepみたいなドリームポップ系やわふわ感を求めてたからグランジ色の強い彼らの音楽は正直全然好きじゃなかった！（EPの少女２人組ジャケットが超カワイイなって思ったのは覚えてる。）だからそれ以降は全くノータッチだった。
今年に入っても、アルバム出る！サマソニ来る！やらなんやらでタワレコのフリーペーパーでもイマキテル的よいしょよいしょされてるのを見てたけど既に”あんま好きじゃない”イメージがあったために、アルバム買うまでの興味はそそられず...だったのが！夏ぐらいにYou're a Germのミュージックビデオがアップされて、チープホラー映画大好きな私は見事心をワシづかみされ、ここでやっとこさアルバム'You Are So Cool'を聴いてみた。
頭にあったイメージのガシャガシャサウンドと違う！
アルバム一曲目のTurn To Dustからなんか本当もうまるで不思議の国のアリスの穴の暗闇の中にひきこまれそうな幻想的な感じと言ったら！
Keep your beady eyes on me あなたの小さくてキラキラ光る瞳を私から離さないで
To make sure I don't turn to dust 私がちってしまわないように...
まさに私のツボな音楽じゃん...っていうかもはや、この一曲目でYour Love Is Coolと言う名の穴にひきこまれてしまったわ。BrosやFluffyもアルバムではすごく洗練されて聴きやすくなって大好きになって歌詞もぜんぶ歌える。久しぶりにEPバージョンを聴いてみたらそちらもそちらで荒削りな感じが凄く魅力的に感じたし。２年前は好きじゃなかったのに！不思議。
I'd sell you my soul just to get me somewhere ここから連れ出してくれるなら魂だって売ってあげる
What's there to do in this dead old town? こんな死にかけの古びた町でなにが出来るっていうの？
No I can't believe I live here now こんなところに住んでるなんて信じられない
So I'm searching for cheap thrills and we don't know how だからどうやるかもわからないけど安っぽいスリルを求めてる -Fluffy
他にもSilkとかSoapy Waterみたいな幻想的な曲もあるかと思えばGiant Peachみたいなグランジ？（そのへんの線引きよーしらん）沸騰させるのもあってバランスがすごくいい。
Holeのコートニーラブみたいなエリーの叫びもまた最高。たまらん。でもライブでみんな叫ばんくてめっちゃ残念。
SIXTEEEEN! So SWeeeet! You ain't going to heaven!
男３人にボーカル女１人っていうのがまたいいよね。男３人もそれぞれ性格全然違いそうだし。このメンバー構成がまさに幻想さ+ジャカジャカ感+なにか+なにかetcの良いバランスを表してるような！それまでドラムでバチ振り回しまくってたジョエルがSwallowtailであんな美声を出すのもびっくりだし。かっこよすぎ！Gigant Peachでエリーとセオが同じ動きするとこは微笑んだ、っていうかめっちゃにやけた。ギターのジョフの手さばきもすごい！（ギター全然しらんけども）
ということで彼らのライブはすごくよくて２０１６年のスタートにぴったりでした！！！！
P.S. 唯一なにかあるとすればクラウドかな。最初はガラガラじゃん！と思ったけど最終的には結構入ってた。かな？でも最前列に居たのに全く押されもしなかったし、横と後ろで結構スキマあった。セオがすごいもっと乗ってほしそうだったし（笑）東京は外国人とか女の人多かったらしいけど、大阪はやっぱりそこまで行かないのかな〜。ある意味、本当に音楽を聞きにきてる人ばかりってことなんだろうけど、やっぱり黄色い声の歓声とかが無いと盛り上がりに欠けるよね。開演前からセオが何度もマイクでちょっかい出してても誰も何も反応しないし（笑）ちょっとでもアイドル的ファンがいればそんなことが起きれば「キャーッ！セオーッ！」ってなってるはずだもんね〜。ありすぎれば、それはそれでまた私は文句言うんだろうけどね。笑
次は月末のグライムス〜♩
